-目次-
- 日焼け止めはUVだけじゃなくブルーライトでも必要なのか?
- 日焼けする光とは何だったのかをおさらいしましょう
- 日焼けを起こす光線の正体を数字で表してみると答えが見えてきた
- 今私達が晒されているオゾン層破壊という危機の正体
日焼け止めはUVだけじゃなくブルーライトでも必要なのか?
前回、Twitterのツイートからブルーライト対策「コンタクトレンズ」について触れました。
そのときこんなツイートも見かけましたので、今日のテーマは「日焼け」について、私の目線で書いてみたいと思います。
パソコンの画面から出る #ブルーライト で #日焼け するんやてー。
— アローズ (@arrows_u) 2018年2月25日
パソコンを32時間使用で、外で20分日焼けしたのと同じダメージがあるらしい。
ブルーライトって日焼けするらしい💧どおりでシミやそばかすが増えるはず💦怖すぎる😰
— R's @G&L VitaminG欠乏症 (@godisg2014) 2018年2月25日
PC を一日8時間使うと、屋外に数時間居たことと同じなんだって😱恐ろしすぎる😵#怖い話#研究結果#ブルーライト
日焼けする光とは何だったのかをおさらいしましょう
日焼けについては、既に多くの方が知識を持っておられると思いますので、簡単に書きますと、紫外線、つまりUVが日焼けをする光線になります。
その紫外線には、UV-C、UV-B、UV-Aという3つの種類の光があって、AからCへいくほど強い光になります。
UV-C
オゾン層で吸収されるので地表にまで届かない光で、主に殺菌に使われる光として利用されていますが、私達人間にとっては命を脅かす程の殺人光線のような光です。
UV-B
地表に届く紫外線の中では全体の10%程度しかありませんが、それでも強い光なので、人間が浴び続けると皮膚癌や白内障といった症状を起こします。
夏の海などで、肌が真っ赤になるときがありますよね?
あの肌を焼いてしまう光、肌を水膨れにしてしまうほどの強い光がUV-Bです。
UV-A
地表に届く紫外線の90%程度と言われていて、1年中人間の体に届いてくる光となり、これも強い光には違いないのですが、人間にとってはちょうど皮膚を通過して真皮層へ届いてしまう光のため、タンパク質を変性させてしまい、これが皮膚の弾性を失わせることで、シワやたるみ、シミの原因になる光です。
もっと解りやすく言うと、日焼けして肌が黒くなる光はUV-Aです。
ここまでが多くのWEBサイト等でも見かける内容ですね。
特にお肌を気にするのは女性が多いでしょうから、ここまでの情報で紫外線に対する対策が必要だと感じられるはずです。
さて、ここからが私の領分?になりますが(笑
それでは「日焼け」ってどうしておこるのでしょうか?
日焼けを起こす光線の正体を数字で表してみると答えが見えてきた
ここで再び、波長の一覧表が登場します。
私が以前書いた記事で作った表ですが、この表の中に肝心のある大事なキーワードが2つ入っていないのですが、それは何でしょうか?
それは、日焼けをする波長域と、ブルーライトと呼ばれている可視光線の波長域です。
「日焼け」とは、「日光皮膚炎」の事で、皮膚が炎症を起こしている事を指しますが、皮膚が「焼ける」程の強い光の波長が、紫外線以上の光という事になります。
つまり、この表でいうと400nm(ナノメートル)以上の波長域ですね。
これは人の目に見えるか見えなくなるかという付近の光になりますので、青や紫という光が実はどれほどの力を持っているのかは、このような数値で見てあげると、よく解ると思います。
さて、今日の本題ともいえますが、ブルーライトは日焼けするか?
ブルーライトと呼ばれる光の波長域は380nm~500nmあたりになりますので、実はブルーライトも日焼けする光が含まれている事になります。
但し、日焼けをする光としては最も弱い光ではありますが、人間の体に変化を起こすには十分強い光なのです。
殆どのブルーライトは皮膚を貫くほど強くはありませんが、それでも目の奥の網膜細胞へは直接届いてしまう光です。
以前書いた記事では、ブラックライトが日焼けする光で、ブルーライトは日焼けをしないのではないかと、誤解を招きそうな内容になってしまいましたが、ブルーライトも日焼けをする光は含まれるという事を覚えておいてください。
今私達が晒されているオゾン層破壊という危機の正体
今日の記事の本題ではありませんが、地球環境破壊、温暖化によるオゾン層破壊、などという言葉は、もう誰もが知っている言葉ですよね?
それがなぜ問題なのか、今日の記事でも触れた中に、実はもう答えが出ています。
温暖化になって、海の水面が上がって大陸は沈没してしまう?
それもあります。
地表や海水の温度上昇で多くの生命が死滅する?
それもあります。
でも、最も危険なのは、オゾン層が破壊されることで、UV-Cが私達を直撃することです。
殺菌に使われる光を私達は直接浴び続けることは出来ないのです。
これがオゾン層破壊が私達に及ぼす真実です。
まとめ
今日の記事「日焼け」についてまとめます。
- ブルーライトでも日焼けをする
- 日焼けは一定以上の強い光=短い波長の光で起こり、この波長の一部にブルーライトも含まれる
- オゾン層が破壊されるとUV-Cが降り注いでくるので人類はそれに耐えることは出来ない
ブルーライトシンドロームが及ぼす影響は、「日焼け」に及ぶことが解りました。
網膜細胞が、サーカディアンリズムが、というよりも、特に若い女性へは、「スマホばっかり見てると顔が日焼けしちゃうぞ」と言ったほうが、ブルーライト対策をしてくれそうですね(笑
そして最後に、私自身が使った事は無いのと、ジャンルとして「美容」になりますので、ここでは触れませんでしたが、ブルーライトの日焼け対策クリームも、既に販売されています。
ざっと調べたところ、以下の日焼け止めクリームはブルーライトによる日焼けも防ぐようですので、とりあえず名前だけ紹介させて頂きます。
- ランコム UVエクスペールXL CCC
- エトヴォス ミネラルCCクリーム
- ナチュラグラッセ UVベースミルク
名前だけでは不親切ですが、今日のところはここまでとさせて頂きます。