ブルーライトが人体に与える影響と対策

ブルーライトはもはや日常生活に欠かせないスマホやパソコン、照明の殆どに使われている可視光線として最も紫外線に近い光です。ブルーライトが人体に与える影響、その対策に至るまでのブルーライトシンドローム(症候群)を語ります。

ブルーライトに警告!フランス政府傘下の保険機関からの報告書

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 早くも新しい元号「令和」をお迎えして20日が経過しました。

 

だいぶブログを放置しましたが、先日、今度はフランス政府系の保険機関より400ページにも及ぶブルーライトへの警告報告書が提出され話題になりましたので、その記事をご紹介します。

 

「AFP BB News」の報道と「LivedoorNews」が掲載した記事

 今回引用させていただいたのは、5月17日に「LivedoorNews」に掲載された記事です。

内容自体に、私にとって新しい情報は特にありませんが、400ページと記載された報告書の内容を読んだわけではありませんので、詳細の評価をすることは、今の時点ではできません。

 

まずはお読みください。

 

LEDライトは目を損傷する、フランス保健機関が警告

 

【AFP=時事】発光ダイオード(LED)照明に含まれるブルーライト(青色光)は目の網膜を痛め、自然な睡眠リズムを乱すと、フランス政府傘下の保健機関が警告している。

 フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)はこのほど、400ページに及ぶ報告書を発表。この中で、LED光には毒性があり、強力なLED光にさらされると回復不能な網膜損傷や視力低下につながるとの懸念は正しかったことが、新たな研究結果で確認されたと発表した。

 報告書は、現行の短時間のLED暴露限界値は、家庭や職場環境ではまず達する可能性のない値だが、それでも見直しが必要だと提言している。

 一方、強度の低い光に長時間さらされる慢性暴露について報告書は、危険性は少ないとした上で、「網膜組織の老化を促進し、視力低下や加齢による黄斑変性といった特定の変性疾患の一因となる」と結論付けた。

 

 携帯電話やタブレット、パソコンのバックライトに用いられるLEDライトは光度が非常に低いため、目の損傷リスクは少ないが、夜間や暗い場所で使用すると生体リズムや睡眠パターンが乱れる恐れがあると、報告書は警告する。

 ANSESは対策として、家庭用のLED照明には「暖色系の白色」を購入することを勧め、さらに、ブルーライトを多く含むLED光への暴露をなるべく控え、就寝前にはLED画面を見ないようにと助言している。 

 

【翻訳編集】AFPBB News

引用:

LEDライトは目を損傷する…フランス政府傘下の保健機関が警告 - ライブドアニュース

 

この記事のネタ元はこちらのAFP BB Newsになります。

www.afpbb.com

 

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1つの国家機関からの公式な報告書である事が重要 

 

このブログをお読みいただいたことのある方でしたら、既に何度も言ってきたことですから、大して驚かれることも無いであろうとは思いますが、今までと違う点として言えることは、"フランス政府傘下の保険機関"からの報告書であるという事です。

 

日本やアメリカより発表され、ニュースに取り上げられた、"ブルーライト"の報告書は、基本的には大学の研究機関より公表されたものでした。

 

そしてそれらに対しては反論文や別の視点による評価などがされてきました。

 

そもそもブルーライトは人間にとって「悪」なのか?といった善悪を明確に出来るようなものではありません。

 

また、現代の世界規模においての日常生活を照らす主照明であったり、パソコンやスマホといった世界規模で必須ともいえる個人ツールの主照明、それが青色LEDを使った人工ブルーライト光源です。

 

つまり、例えブルーライトを「悪」と仮定したところで、これを今更廃止する事などは出来ようはずも無いのです。

 

しかし、西側諸国でも先進国であるフランス政府系機関が、公式にこのような警告を公表した事の意味は大きいのではないでしょうか。

 

つまり、怖い表現を使うならば、政府として放置できる次元の問題ではないと判断しているとも受け取れるからです。

 

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ブルーライトは自然光に含まれる光だが人工ブルーライトは違う

 

地球がまわっていて、太陽の光を受け、自然の恵みにより生命が満ち溢れた世界に、知的生命体として存在している、私達人間は、太陽の光に含まれるブルーライトを「悪」と決めることは出来ませんし、それは天に向かって唾を吐くようなものです。

 

しかし、昨今の警告文にも書かれている通り、私達人間が生み出した"人工ブルーライト"については、利便さと引換えに神より与えられた人間の体に対しては、悪影響の方がはるかに大きい、と言えるのではないでしょうか。

 

私が問題視してきたのは、"人工ブルーライト"は、"青色LED+黄色蛍光体"といった組み合わせで、私達の日常生活に必要な主照明を構成している"明かり"になってしまったことです。

mirai-design.hatenablog.com

 

自然光に含まれるブルーライトは、他の様々な光と調和し、その中でブルーライトは人間のサーカディアンリズムを司る大事な光なのです。

 

しかし人類が使っている"人工ブルーライト"は、私達の自己都合に合わせブルーライトだけを強化し、より明るく見せるための手段として、半強制的に日常生活の中で使われるようになった光です。

 

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まとめ

 

近い将来、おそらく再び人類は新しい技術を生み出し、人体に影響の無い素晴らしい"明かり"を生み出すことでしょう。

 

しかし、それまでの間にも、スマホ時代の若い子供達から、このブルーライト問題による人体への影響は既に懸念の域を出て、悪い影響を及ぼしているのです。

 

過去の人類には無かった環境に私達は生きています。

 

今更スマホの無い時代なんて考えられないですよね?

 

ましてや家に帰って照明の無い空間なんて考えられないのです。

 

重要なことはこれら"人工ブルーライト"とどのようにして上手く付き合っていくか、ではないでしょうか。

 

ブルーライフを軸としながら、「目の疲労回復」とか「視力回復」をテーマとした、私のメインブログがこちらです。

miraieyemedia.net

このブログでは、PCメガネやサプリメント、それに視力回復の為のアイトレーニングについて綴っています。

 

サイトの中でおすすめしているグッズやサプリの多くは、私自ら使用したり、試してみたものですので、是非参考にしていただければと思います。

 

ブルーライトシンドロームはまだまだ続きます。