ブルーライトをカットするPCメガネとは
ブルーライトをカットするメガネとは、単純に言えば可視光線380nm~500nm(ナノメートル)の光をカットするメガネと言えるのですが、これは紫外線カットと違い、可視光線のカットという事になりますので、青色をカットしたメガネがブルーライトカットメガネという事になります。
現代の使用状況に合わせて、PCメガネと言うブランドも多いですね。
人気のあるJINSやZoffなどでは、完全にPCメガネという事で特化して商品化しているし、フレームは自由に選べて、レンズをPC仕様としているブランドもあります。もちろん、度のありなしも選択できたりします。
PCサプライメーカーのELECOMでも、PCメガネを商品化しています。
また、amazonなどへ出店しているオンライン特化ブランドというのもあり、メガネでブルーライト対策をしようと考えたときには、沢山の選択肢があります。
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私は2年ほど前からPCメガネを愛用していて、今使っているのはJINSのものですが、1日パソコンに向かって作業をしてみると、本当にその効果は実感できています。
PCメガネ(ブルーライトカットメガネ)の効果は
PCメガネはブランドの考え方によって、様々なものが存在していますので、1つのメガネだけで効果のあり、なしを評価することは出来ませんが、最新のPCメガネと呼ばれるブルーライト対策メガネは以下のような、「反射式タイプ」と「吸収式タイプ」のレンズが主流になっています。
引用:眼鏡市場
そして、殆どのPCメガネが、UVカット、つまり紫外線カットは99%以上まで行いますので、目にはかなり優しいメガネになっています。
「反射式タイプ」は、青色を反射することによるブルーライト対策となりますが、全ての青色をカットしてしまうと完全に見え方が変わってしまう事もあり、現時点では多くのブランドが50%カットを最大にしているようですね。
「吸収式タイプ」は、青色をレンズで吸収する事でブルーライトをカットするため、レンズに多少色が付きます。その代わりカット率は「反射式タイプ」よりも高めで、65%カットというブランドもあります。
つまり、そのまま何もしないでPCやスマホを見ている事を考えますと、ブルーライトを受ける量は著しく少なくなりますので、目の疲労感は大きく変わります。
PCメガネも、ファッションの一部として日常でかけていられるように考えて作られているブランドが殆どですので、ひと昔前の様な作業の時だけメガネをかけるという考え方ではなく、いつもかけていられるメガネというコンセプトに基づいた、とてもセンスの良いPCメガネが急増しています。
この事からもブルーライト対策用のPCメガネは、目に優しく日常生活に違和感なく使用できるという点でも、効果のあり、なしを言うならば、十分に効果ありと言えそうですね。
PCメガネ(ブルーライトカットメガネ)のデメリット
デメリットについては以下のような点が挙げられます。
- メガネに慣れない人にとって使用時に違和感を感じる
- 持ち運びが面倒
- 世の中が少し暗く感じる
私はPCメガネを使いだしてから、最初のころは世の中が少し暗く感じました。
PCメガネにより「青色」がカットされているわけですから、当然と言えば当然です。
でも最近では、世の中が「明るすぎるのではないか」と感じるようになっています。
昼間でも煌々と照らされている町の光を見ていると、むしろPCメガネをかけている方が自然の光に感じる事もありますし、そもそも目が疲れません。
少し古い話ですが、20~30年前の小売店舗などでは、「明るさ」絶対主義があったんですね。「生物は明るいところへ寄ってくる」という思想から出ている考え方ですが、省エネ対策として照明の照度を少し落としてあげると、それほど見た目を変えずに省エネになるのですが、多くの企業がそれを嫌がりました。
PCメガネをするようになってから、それがいかに物欲的なバブル世代の愚かな発想であったか、エコで無かったかという事を思い出しています。
PCメガネを発売しているブランド7社の特徴と値段
PCメガネを扱っている主なブランドを紹介します。
各ブランド毎にコンセプトが違うので、どこが良いとはなかなか言い難いのですが、以下の各ブランドについてはホームページ上に、ブルーライトカットについて、どの波長をどんな方法でカットしているか明記されていましたので、その点では安心できるブランドと言えます。
1.眼鏡市場
フレームに合わせるレンズへの特殊加工を施してPCレンズとしている。
・メガネ一式価格(フレーム+レンズ)+特殊加工費3,240円
・12,000~30,000円+ブルーライトカット加工費3,240円
・ブルーライトカット率 明記無し
・ブルーライト「反射式」タイプ、「吸収式」タイプ
・防汚コート
・静電気防止機能
・紫外線カット率99%
ブルーライトカットに関するページ:
PCレンズ/パソコン(PC)用メガネ|レンズ|眼鏡市場(メガネ・めがね)
2.ALOOK
フレームとPCプレミアムレンズを組み合わせて販売している。
・メガネ(フレーム)+ブルーライトカットレンズ5,400円
・5,400~26,000円+PCプレミアム費5,400円
・ブルーライトカット率 30%
・ブルーライト「吸収式」タイプ
・キズ、汚れ、花粉や汚れが付きにくいクリアプロテクト
・色のないクリアなレンズ
・紫外線カット率99%(超UVカット)
ブルーライトカットに関するページ:
クリアプロテクト | ALOOK(アルク)(メガネ・眼鏡・めがね)
3.Aigan
・フレームデザインを選べるが種類は多くない。しかしメガネ専門店としてこの価格は安いと言いたくなる。
・メガネ一式価格(フレーム+レンズ)
・2,990円
・ブルーライトカット率 「反射式」40%、「吸収式」50%
・ブルーライト「反射式」タイプ、「吸収式」タイプ
・紫外線カット率99%(超UVカット)
ブルーライトカットに関するページ:
4.OWNDAYS
カラフルなフレームデザインが目立つ。仕事用というよりファッション性重視。
・メガネ一式価格(フレーム+レンズ)
・$60
・ブルーライトカット率 40%
・ブルーライト「吸収式」タイプ
・防汚コート
・紫外線カット率99%
ブルーライトカットに関するページ:
OWNDAYS PC | メガネのオンデーズ オンラインストア (眼鏡・めがね)
5.ELECOM
スタンダード~ブルーライト65%カットまでのカット率に応じた4種類のラインアップを揃えている。通販価格では最大でも4,104円という安さ。デザイン数は少ない。
・メガネ一式価格(フレーム+レンズ)
・734円~4,104円
・ブルーライトカット率 39%~65%
・ブルーライト「吸収式」タイプ
・防汚コート
・紫外線カット率99.9%
エレコムブルーライトカットメガネ:
6.JINS
普通のデザインメガネと同等にPCメガネは販売されている。カット率25%と40%をラインアップし、子供用PCメガネを揃えている。
・メガネ一式価格(フレーム+レンズ)
・3,000~5,000円
・好きなフレームに、+カスタマイズ費5,000円でPCレンズ対応可能
・ブルーライトカット率 25%、40%
・ブルーライト「反射式」タイプ、「吸収式」タイプ
・防汚コート
・反射タイプはクリアレンズ採用
・紫外線カット率99%
JINSブルーライトカットメガネ:
7.Zoff
旧タイプはカット率40%で今も販売しているが、「PC ULTRA」は反射式と吸収式を合わせた新レンズなので、そちらがおすすめとなる。度入りだとレンズだけで18,000まで値段が上がる。
・メガネ一式価格(フレーム+レンズ)
・3,900~5,000円
・好きなフレームに、+カスタマイズ費3,000円でPCレンズ対応可能
・ブルーライトカット率 50%
・ブルーライト「反射式」「吸収式」を1タイプで実現
・スーパーハードコート +3,000円
・クリアレンズ採用(PC ULTRA レンズ)
・紫外線カット率99%
Zoff楽天市場店:
まとめ
ブルーライト対策用のPCメガネも、この数年で大きく進化しています。
それはブルーライトのカット率のみならず、紫外線カット、更にブルーライトをカットしつつ、よりクリアなレンズを採用できるようになってきて、更にはデザイン性についても、メガネをしたまま日常生活ができるレベルまでオシャレになってきました。
眼鏡市場のキャッチのように、ちゃんと選ぶなら通常のメガネを買うのと同じようにフレームを選んで、レンズにブルーカットレンズを選ぶのが王道のような気がします。
逆にELECOMのように65%カットのメガネは機能に対して価格が安い、その代わりデザイン的な選択肢が少ないので、作業で使うと割り切っているのなら、とても魅力がありますね。
私が使用しているのはJINSですが、これは手軽でオシャレという事で購入しました。
PCメガネをどのように使うかによって、購入するブランドも変わりますので、どちらにしろ、まだ使ったことが無いのなら、まずはブルーライト対策用として、JINSとか、Zoffあたりから、PCメガネを初めてみてはいかがでしょうか?
タイトルのブルーライト対策用のPCメガネは効果あり?なし?については、効果大ありです。現実的なライフスタイルの変化と、それに伴う人体への影響を考えたなら、私にとっては必須ツールと言えます。
おまけ
通販サイトなどで、ブルーライトを90%削減というPCメガネも販売しています。
私が知る限りでは、そこまでカットしてしまうと、とてもじゃないけど視界が変わり過ぎてしまうのではないかと思っています。
試しに購入してみたいと思いますので、後日そちらのレビューもお楽しみに!