ブルーライトが人体に与える影響と対策

ブルーライトはもはや日常生活に欠かせないスマホやパソコン、照明の殆どに使われている可視光線として最も紫外線に近い光です。ブルーライトが人体に与える影響、その対策に至るまでのブルーライトシンドローム(症候群)を語ります。

ブルーライトが辛い疲れ目を引き起こす?疲れ目の症状と原因を知ろう

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現代の疲れ目症状をチェック!ブルーライトは大きな原因の1つになっています 

現代人はとにかく目を酷使して生活していますよね。

文明の進化に伴い、もしかしたら最も酷使するようになった体の器官は「目」かも知れません。

目が疲れるという状態は、目を使いすぎているから起こります。特に現代は過剰なブルーライトが目に飛び込んでくる事で、目の疲れを早めています。それらの症状を知って、それを解消する為の対策を日常の生活で習慣化していかなくてはなりませんね。

-目次-

 

あらゆるところに疲れ目の原因が潜んでいる

新聞で仕入れた情報をスマホで見ていませんか?

漫画や雑誌、通勤途中に読んでいた読み物を、今はスマホで見ていませんか?

事務所で業務をされている方で、紙と鉛筆、計算はソロバンを使っている方っていますか?

おそらく今はパソコンで作業をして、画面は液晶モニターを使っているのではないでしょうか?

今まで地下鉄路線図をカバンに潜ませて、何駅で乗り換えて次は何駅で・・

と調べていた電車の乗換えは、スマホのアプリで見ていませんか?

人生ゲームで楽しんだ人達も、ゲームはスマホになっていますよね?

 

あなたの生活にパソコンは無くてもスマホはありますよね?

私の周りには、パソコンも無いしスマホも使っていない、ガラケーで十分、というつわものも稀におられますが、それは本当に「」です。

その「稀」な人もお家で観ているテレビは液晶でしょう。ブラウン管テレビを観ている人はやはり「稀」です。

その「稀」と「稀」が重なった方も、もしかしたらまだおられるかもしれません。

でも、お家の天井照明は「白色LED照明」では無いでしょうか?

もしお家の天井照明は蛍光灯という事だとしても、買い物へ行きますよね。

例えばコンビニなんて行くのなら、そこの天井照明は結局LED照明、つまり「白色LED照明」ですから、それはブルーライトに黄色発光体を加えて白く見せているだけの、まさしくブルーライト照明です。

 

こうして考えてみると、ブルーライトの無い生活というのは、現代人にはもはや考えられないですよね。

但し、くどいほど言いますが、ブルーライト=青色の光です。つまり太陽の光にも含まれていますから、ブルーライト自体を問題視しているわけではありません。

私が問題視してこのブログで訴え続けているのは、人工的に作られた、今までの生活では考えられなかった過剰に浴びているブルーライトの事です。

 

目が疲れたときの症状とブルーライトの関係

スマホでニュースを見たりゲームをしていると、特に夕方ごろになると、なんか目がかすんでくる、とか、目がしょぼしょぼする事で無いでしょうか

最近疲れ目が酷くて」なんて言葉は日常茶飯事的に聞くようになりましたよね。

一般的に目が疲れてくると次のような症状が表れます。

  • 目がしょぼしょぼする
  • 周りが妙にまぶしく感じる
  • 目が乾いたように感じる
  • 見えるもののピントが合わせにくい
  • 目が重く感じる
  • 目が充血している
  • まぶたが(片方、両方)痙攣する
  • 突然涙が出る
  • 目の奥に痛みを感じる
  • 周りがかすんで見える

もしこのような症状が出ていたとしても、ある程度の休息を目に与えてあげることで治るようであれば、まだ疲れ目程度で済んでいると考えられますので、当面は心配しなくて良いと思います。

ところが、上記の様な症状が継続的、慢性的に起こるようであれば、一度病院で診てもらった方が良いかもしれません。

それは医学的な視点で言う「眼精疲労」の状態かもしれないからです。

眼精疲労はそのまま放置して症状が酷くなってくると、自律神経が不調になりうつ病に発展する事も考えられますので、たかが目の疲れだからと放置してはいけません。

特にブルーライトを見続けることで、このような症状は今まで感じたよりも早いタイミングで訪れるようです。中でも要注意の症状は「目の奥に痛みを感じる」です。

 

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「疲れ目」の原因とはなんだろう

疲れ目の原因については日常生活の中に常に潜んでいるものですが、次のような原因が考えられます。

 

①目を使いすぎた

人間は何かを見ようとする時に、眼球が物のピントを合わせようとして、目の筋肉を使います。この目の筋肉のことを「毛様体筋」と言います。

毛様体筋は同じものを見続けたり、近くにあるものを長時間見ていたりすると、筋肉の緊張状態が続くことになります。

例えばジムへ行ってトレーニングをしているときに、腕や足がプルプルと震えてくることは無いですか?ダンベルを上げたり、長距離を走っていたりすると、筋肉が震えてきますよね。その状態が目の筋肉にもおきていると考えて頂ければ解りやすいと思います。

この毛様体筋を酷使している状態が、パソコンを長時間使っている、スマホを見続けていると言った状態であり、昨今のブルーライトに起因するものが殆どです。

画面が明るくなるほど、目への負担が大きくなります。

それはトレーニングではダンベルが重くなっている状態と同じと考えてください。

但し、筋肉のトレーニングならば一度筋肉が破壊され再生するときにより大きな筋肉になりマッチョ化していくわけですが、目の場合そうはなりません。

特にパソコン、スマホ等で画面がまぶしい状態とは、その殆どがブルーライトによる明るさと言えますので、目の奥にある網膜細胞を痛めつけている状態です。 

他にも細かい手作業や長時間の運転であったり、精密さを要求される細かな手作業なども疲れ目の原因になります。

また、乱視や近視、遠視なども目に負担がかかりやすいので、疲れ目を生じやすくさせています。

メガネやコンタクトレンズをされている方でも、度が合っていなかったりすると、それも疲れ目の原因になります。

 

② 環境に起因するもの

最も影響しやすいのがエアコンです。

部屋を快適にするエアコンですが、目には乾燥が良くありません。エアコンが効き過ぎるような環境は疲れ目を起こしやすい原因の1つと言えます。

それに強い日差しの日には紫外線や、空気の乾燥しやすい冬場なども目に負担をかけやすいと言えます。

 

③ ストレス

現代人の最も多いといわれるストレスは、疲れ目も併発しやすい状態と言えます。

ストレスによる緊張状態が続くとき、あるいは睡眠不足が続いて疲れがたまるなど、多体内時計が狂いやすく、自律神経不調による現象が現れてきて、疲れ目も引き起こします。

 

④目の病気が伴っているとき

目の病気があるときは疲れ目が起こりやすく、眼精疲労の可能性があります。

特に目の奥が痛いなどの症状が継続する場合には、注意しなければなりません。

主に考えられる病気は以下の様なものです。

白内障
歳を重ねるごとに目の中の水晶体が白く濁ってしまう事で見えにくくなる病気

緑内障
眼圧が高くなることで視神経の圧迫を生みだし、最悪は失明に至る病気

斜視と斜位
斜視とは、何かを見た時両目が同じ方向に向かない状態となる事で、斜位とは、斜視と同じ状態ですが、ずれた片目を無意識に自分自身で戻す事が出来ている状態

眼瞼下垂
神経の異常や筋肉の異常により、目の上まぶたが開きにくくなった状態

ドライアイ
目にたまる涙の量が少なくて、眼球表面が乾いた事で目に傷がつく病気。


⑤体調不良や病気に伴う疲れ目

体調不良や病気からも、疲れ目や眼精疲労が生じます。 

  • 自律神経失調症(うつ病)
  • 風邪やインフルエンザから誘発された疲れ目
  • 更年期障害による疲れ目
  • 耳の病気に伴うもの
  • 鼻の病気に伴うもの
  • 更年期障害による疲れ目
  • 脳の異常が及ぼす疲れ目
  • 循環器障害からくる疲れ目
  • 腎機能障害からくる疲れ目
  • 消化器障害からくる疲れ目
  • 虫歯や歯周病などの歯に起因するもの

疲れ目や眼精疲労の症状には、様々な病気がそこに隠されている事もありますので、症状が中々改善せず治らないのであれば、病院へ相談に行く事をおすすめします。

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まとめ

「いつもと同じ生活なのに、最近みょうに目が疲れることが多い」
「体のだるさが治らない」

このような症状の出ている方は意外と多いのではないでしょうか?

私は思い当たることが多すぎて(汗

この記事を書きながら、「病院へ行こうかな」と思いました(苦笑

 

今日は取引先の親しい方に、あるLEDメーカーの社長を紹介して頂いたんですね。

この方も長年大手家電メーカーで蛍光灯の技術開発を担当されていたそうで、モノ作りにかける情熱はとても素晴らしい社長でした。

ご紹介いただいた商品とそのラインアップは、「使う人」「設置する人」のそれぞれの目線が良く反映されていて、私はとても好印象を持ちました。

LED照明が持っている「明かり」の可能性は大きい。

これは私自身も感じている事であり、まさしく今は照明第4世代の進化をしている最中なんです。

ただ、一つだけ私にとってとても大事な事があり、そこだけが私とベクトルが合いませんでした。

 

朝起きて、カーテンを開けると朝日が差し込んできますよね?

その日差しは気分を高揚させてその日のスタートをとても気持ち良くしてくれます。

今日も1日頑張ろうって気分にさせてくれる光です。

それが自然界のブルーライトが含まれた光です。

 

でも、白色LEDの光をじっと見つめていてください。

パソコンやスマホの明るさを見つめていてください。

その光でモチベーションが上がりますか?

それが人間が作り出した人工的なブルーライトです。

 

本来自然界にあるブルーライトには、人間の体に良い影響を与える役目があり、必要以上には影響を及ぼさないようにできています。

本当に自然界とは良くしたものですね。

 

ところが人間は自然に逆らうことばかりをしてきて、大きなしっぺ返しを食らって、反面教師になってより良いものを生み出しながら進化してきた生き物です。

 

私はその社長に言いました。

「どんなにキレイに見えても、どんなに明るく見えても、その光の下にあるのは青色発光ダイオードで、白く見えるのは黄色発光体ですよね?」

「それはつまり白く見えるけどブルーライトじゃないですか。」

その社長は言いました。

「太陽の光をこれだけ浴びているのにブルーライト問題ばかり批判するのはおかしい。問題になんてなりませんよ!」

 

私と唯一ベクトルの合わないところでした。

 

私が聞きたかったのは、

本物の技術屋を自負するならば、真に良い商品を目指すならば、「白色LED+黄色蛍光帯」=偽者の白い光「ブルーライト照明」では無く、自然に近いRGBを活用した光の進化を目指している!という言葉でした。

 

私の企業ポリシーでもある言葉ですが、

「システムは人のために存在する」

ならば、モノ作りも同じで、まずは良い照明ができたなら、それを人にために進化させていくのは、モノ作りをする者の使命ではないでしょうか?