ブルーライトが人体に与える影響と対策

ブルーライトはもはや日常生活に欠かせないスマホやパソコン、照明の殆どに使われている可視光線として最も紫外線に近い光です。ブルーライトが人体に与える影響、その対策に至るまでのブルーライトシンドローム(症候群)を語ります。

ブルーライト対策!目の疲れを取るにはグッズとマッサージとサプリメントが効果的

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現代人の戦い続ける目の疲れを取るには何が効果的だろうか

ブルーライトシンドロームにおいて、私達は人類史上初めての環境に晒されています。

朝起きて、朝日を浴びて活動を始める。

夕方になり日が落ちると1日の疲れをとるために体を休め就寝する。

それが当たり前だった生活。

確かに蛍光灯もブルーライトを発していました。

しかし蛍光灯の3波長は、全ての可視光線を使った、より自然に近い光でした。

でも、文明の進化とともに私たちが生み出したブルーライトは、日常生活において私たちの目を直接刺激し、天井を照らす「白色」はブルーライトに黄色蛍光体を合わせただけの、擬似白色・・。ブルーライト照明に照らされて過ごしています。

日常茶飯事に起きやすくなった、私達人間にとても大事な「目」を日頃からケアし、目疲れを取るための予防と対策を、今日はまとめてみたいと思います。

ー目次ー

目の疲れを取るグッズ

不要なブルーライトをカットし目を疲れさせないPCメガネは、網膜への直接的な刺激から目を守る、予防策として必須のグッズになりつつあります。

但し、PCメガネをかけ続ける事は、むしろ必要なブルーライトまでカットしてしまう為、メガネは用途に合わせて使い分けていく事が理想です。

人工的なブルーライトを浴びる環境ではPCメガネを使い、それ以外では視力に合った通常のメガネを使うと言った、使い分けが大事になってきました。

 

・PC用メガネ

 日常生活に密着したスマホ、そして仕事においてはパソコンの無い会社を探すほうが大変かもしれない時代です。

このような環境において、長時間作業になるような場合、PCメガネを使ってほしいと思います。

これはそれぞれの画面から発しているブルーライトをある程度防いでくれる効果があります。

単純にブルーライトカットを最優先するのであれば、カット率の高さだけでPCメガネを選ぶことも出来ますが、カット率とレンズの色の濃さは比例してしまうため、特定の作業以外は出来るだけクリアレンズを使用したPCカットメガネが良いでしょう。

先日、約束した通り、カット率の高いメガネを見に行ってきました。

ヤマダ電機日本総本店(池袋)さんでの写真です。

店員さんに値札を写さない条件で撮らせて頂きました。

これがエレコムのPCメガネです。ブルーライトカット率とレンズの色を比べてみてください。

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もう1枚。

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65%、72%カットになると、もうサングラスみたいになってしまうので、試す以前の問題で購入を断念しました(苦笑

何故かと言うと、私の場合、昼間の業務でPCを長時間使用する事が多く(夜も多いですが^^;)、さすがに事務所内でこのメガネをかけていると、他に見えるものの色味まで変わってしまうからです。

やはり現状で私が現在も使用しているZoffのクリアレンズ「Zoff PC ULTRA」は、私の中ではかなり良いレンズだと思っています。

私が使用しているZoffのPCメガネ 5000円

詳しくはブランドサイトへ → Zoff公式サイトトップ

今ではPCメガネを勧める眼科医さんもおられますので、毎日長時間のパソコン作業があるような方は、是非PCメガネを購入してください。

 

・遠近両用眼鏡

一般的なメガネは「遠方を見る」か「近くを見る」のどちらかのレンズを使用しますが、遠近両用メガネはレンズへの特殊な可能によって、遠くが見える部分と近くが見える部分を同じレンズの中に詰め込んだメガネです。

例えば、遠くを見るならレンズ上方を使い、近くを見るときにはレンズの下方を使うといった加工がされています。これは目線を少しずらせば対象の見え方が変わる優れものです。

これなら用途に合わせてメガネを変える必要がなく、目のストレスも少なくなりますね。

遠近両用メガネは慣れるのに少し時間が必要なので、使ってみるならば早めに試してみたほうが良いですよ。

 

・ドライアイ用眼鏡(保湿眼鏡)


ドライアイの方々に合わせて作られたメガネで、フレームの両側にガードが付いているので、そこへ「保湿シート」や水を入れて、水分を目に補給することができるメガネです。 

 

目の疲れを取るマッサージ

目の疲れは、目を使いすぎることで、筋肉が緊張している状態です。
肩こりと同じで、目にもマッサージはとても良い事と言えます。

それにお金もかかりませんので、是非ツボを覚えて頂ければと思います。

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目の疲れに効くツボ

・糸竹空(しちくくう)
眉尻の横にあるくぼみ

・太陽
こめかみから目尻の間にあるくぼみ
・承泣(しょうきゅう)
目の下の中央にある骨のふち側のくぼみ

・清明(せいめい)
目頭と鼻の骨の間のくぼみ

・攅竹(さんちく)
眉頭の下の骨の深いくぼみ
・魚腰(ぎょよう)
眉頭と眉尻の中間にあるくぼみ
・陽白(ようはく)
魚陽の2cmほど上にあるくぼみ

 

目の周りのマッサージは、それぞれのツボを、指の腹で押していきます。

それぞれのツボは、3秒程度を目安にして押してみましょう

太陽のツボは円を描くように指の腹を回しながら押してください。

それを3秒程度押すことを10回繰り返しましょう。

全てのツボじゃなくても、自分が気持ち良いと感じるツボを押してください。

次に、これ以外にも目の疲れを取るのに良いマッサージがあります。

 

その他目の疲れを取るには効果的なマッサージ

 ・頭頂部と頭全体のマッサージ

 頭頂部を3秒程度、指の腹を使ってぎゅっと押す。
これも10回繰り返す。
頭の全体をタップするように軽く叩きながらマッサージをする。

 ・首の後ろ側のマッサージ

 指を組んで親指で首の後ろ側の生え際の左右を3秒ほど押す。
10回繰り返す。

 ・鎖骨の下の部分をマッサージ

 鎖骨の下の部分を、指で円を描きながら押していきます。
これも10回程繰り返してください。

 

これらのマッサージは、日頃僅かな秋時間でも出来る内容ですので、出来るだけマメに目の疲れを解消していくようにしていきましょう。
自宅でもオフィスでも、ブルーライトだらけの日常では、このようなマメなマッサージを行う事で、目の疲れを和らげていく事がとても大切です。 

マッサージ以外でも簡単に出来る目を疲れを取る方法

・ 少しの空き時間に眼球運動をする

 目が疲れたなと感じてきたら、目をしっかりと見開いて眼球を左右に動かしてください。目安は20回程度が良いです。
次に眼球を上下に動かしてください。これも目安は20回程度が良いですね。
最後に目をギュッと閉じて、その後パッと目を開いてみてください。

これだけで視界が開けたようになりませんか?

これはパソコン画面などを見続けていたことで、固まってしまう目の筋肉を柔らかくする運動になります。

 

・1時間に1回程度遠くを見る

 

これは良く言われることですが、長時間見続けているような作業をしているときには、時々、窓の外の遠くを見ることで目の筋肉を緩めてあげることができます。
目安としては1時間に1回程度は、このように遠くを見て、目のレンズを動かしてあげる事で、目の筋肉をほぐしてあげることを心掛けてください。

目安としては、遠くを5秒程度見て、再び近くを見る、という動作を数回繰り返してみてください。眼球運動と同じで、目がとてもすっきりするはずです。

 

・目薬も併用する


目の疲れを取るならば、目薬も有効な手段になります。

目薬には沢山の種類がありますので、まずは薬局で目薬の内容を確認してみるのが良いと思います。

目の疲れを取るのに良いとされている成分には以下の様なものがあります。

  • ビタミンB12 毛様体筋の働きを高めてくれます。
  • メチル硫酸ネオスチグミン 目の筋肉ほぐし、ピント調節機能を改善します。
  • タウリン 目の組織へ働きかけ代謝を活発にします。
  • パンテンノール
  • ビタミンB6
  • L-アスパラギン酸カリウム 目の組織呼吸を活発にします。新陳代謝を高める事で目の疲労回復を促進します。

 

ちなみに私が使っている目薬はこれです。

終日パソコン作業になる事も多く、ブルーライトを見続けなければならないので、とにかく目の疲労回復を優先したいと言ったら、これを勧められました。

ロートアイストレッチという目薬ですが、実際に指定された時間を空けて、数時間毎に使っています。

特にパソコン作業などのブルーライト系に特化している目薬とは、目の筋肉をほぐす成分が多く含まれた目薬の事ですので、それを薬局で伝えれば、今は大体以下の様なシリーズを勧められると思います。 

  • アイストレッチ
  • サンテメディカル10
  • ロートデジアイ
  • サンテPC
  • ソフトサンティアひとみストレッチ

私はPCメガネ、定期的な目と体のストレッチ運動、更に目薬も使っています。

目薬は疲れ目を取るにはとても良いグッズの1つと言えますので、こちらも検討されてはいかがでしょうか?

 

・寝る前にアイマスクの活用

 

目の疲れを取るには、寝る前にアイマスクを使うのも効果的ですね。アイマスクはどこでも市販していますし、手ごろで買いやすいので、私の場合、毎日ではありませんが、寝るときにアイマスクをしてそのまま寝てしまいます。

私は使い捨てアイマスク「めぐリズム」で、ローズの臭いを使っています。

これは10分間目を暖めてくれるので、大体寝る直前に開けて、付けたまま寝てしまう事が殆どです。

但し、アイマスクの場合、目を温めるタイプと、冷やすタイプがありますので、症状にあわせて使ったほうが良いですね。

・目を温めるタイプ
「めぐリズム」は目を温めるタイプになりまして、目の周辺筋肉を和らげて血流を良くしてくれます。
目の周りが暖かくなるので、寝る直前に使えばそのまま安眠できるのでは?

目の疲れを取りたいときや、リラックス、肩こりを感じる時などにはおすすめです。

・目を冷やすタイプ
こちらは目の疲れをスッキリしたい時や、痛み、炎症、充血などがあるときに効果的です。

 

併用して補給していく栄養素はなにか

今日の記事は目の疲れに対する予防と対策について書いていますが、PCメガネなどは「予防」になり、マッサージなどは「対策」になります。

最後に、目の疲れを取る豊富な栄養素を含む食べ物についてです。

一般的に目の疲れに効果があるのは以下の様な栄養素になります。

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンE
  • DHA
  • アントシアニン
  • ルテイン

その中でも特に効果的な栄養素と、目にとって最も大事な要素への対策についてお伝えしたいと思います。

それは、アントシアニンとルテインです。
呼吸をすることで酸素を取り込み、体内で発生する活性酸素を吸収するのが人間です。
活性酵素は増えすぎると老化の原因になります。

目に見えない紫外線を浴びると、実は目にも活性酸素が発生してしまいます。

これも目の疲れの原因なのです。

そこで、登場するのが「抗酸化作用」があるアントシアニンです。

アントシアニンを多く含む食材は、以下の様なものになります。

  • ブルーベリー
  • カシス
  • ぶどう
  • なす
  • 赤ワイン
  • など

 

ルテインは以下の記事で詳しく書きましたので、是非お読みください。

mirai-design.hatenablog.com

 実際の食物からこれらの栄養素を取り込もうとすると、とてつもない量をずっと食べ続けなければならないので、その分お金は必要になってしまうのですが、私はサプリメントなどを活用し、「予防」と「回復」を心掛けています。

アントシアニンはこんなのがあります。

これは私自身ではまだ利用した事がありませんので、メーカーのバナーを貼りますが、内容を良くお読みになって検討されてください。

ルテインも色々な商品が出ていますが、私自身が服用しているゼリータイプでルテインの量が最も多いこちらをおすすめしています。

 

まとめ

人工ブルーライトの進化により、私達は新しい明かりと便利さを手に入れましたが、ブルーライト問題が発覚し、今まさにブルーライトシンドローム状態が続いています。

LEDを製造するメーカーの中には、「太陽の光と同じなんだから問題ない」と言い切るような人達もいます。

パナソニックが売っているのだから、国が奨励しているのだから、といった根拠の無い信用?信頼?それはある意味とても素晴らしいことではありますが、私はこのブルーライト問題を最も大きな課題として、今日もまた記事を更新し、訴え続けています。

また別の記事で書こうと思いますが、ブルーライトが大丈夫だと言う人達の考え方には、私はとても悲しくなる言動が多い。

日本の技術を支えてきた技術者たるもの、「太陽の光にもあるのだから」などと言う、理論的でない理屈を言うべきでは無いし、そのような言葉を技術者の口から聞くと、この先数十年後の世間を騒がすであろう、ブルーライトチルドレンが現実味を帯びてくるわけです。

太陽の光と同じ?

ではその太陽の光を直視していられますか?

夕方の夕日は直視できますよね?

でも昼間の太陽を直視できるのでしょうか?

 

LEDの光らせ方がどれほど進化しようとも、その中身は「青色」なのです。

それを直視し続けるような勇気?は、私にはありません。

 

過去日本で発生してきた社会問題に対して、どのような結論になって、どのように補償されてきたか、このあたりについては、別の記事に譲るとします。