ブルーライトが人体に与える影響と対策

ブルーライトはもはや日常生活に欠かせないスマホやパソコン、照明の殆どに使われている可視光線として最も紫外線に近い光です。ブルーライトが人体に与える影響、その対策に至るまでのブルーライトシンドローム(症候群)を語ります。

蛍光灯は姿を消すのか?ブルーライト照明へのシフトと増える肌の若年老化現象

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-目次-

 

国は蛍光灯を禁止していくのか?飛び交う誤報と認識違い

LED照明が世に浸透しだしたのが今から8年前の2009年後半です。

そしてそれと同時期に急浮上してきた話題がブルーライト問題ですね。

政府の後押しを受けてLED照明の市場は一気に加速し、2020年には一般照明のLED普及率について、フロー(製造や新規参入)100%、ストック(在庫、既存)を50%を目指すとしています。

更に2030年にはストック(在庫、依存)の普及率100%を目標としています。

 

しかし、ここに大きな誤解があります。

国としての方針はあくまでもLED照明の普及ではなくトップランナー方式でのより効率が良く環境に優しい照明へのパラダイムシフトです。

ところが各照明メーカーやその代理店、販売店はこぞってLED一極集中での営業展開をしており、今なお「蛍光灯は禁止になる」「国がLED照明の普及100%を目標としている」等の誤認識営業をしているところもあります。

それもそれなりの大手企業でさえも(苦笑

 

まず「蛍光灯はなくなりません」これをお伝えするとともに、この裏付けについてお話しします。

 

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天下の「朝日新聞」の誤報と「パナソニックの蛍光灯生産終了」報道

 2015年11月26日に朝日新聞が『蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換』という見出しで記事を出しました。

 政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。

安倍晋三首相が26日に財界幹部を集めて官邸で開く「官民対話」で、省エネ対策の一環として表明する。今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。

政府はLEDと蛍光灯それぞれについて、品目ごとに省エネ性能が最も優れた製品の基準を満たさないと製造や輸入をできなくする「トップランナー制度」で規制してきた。来夏をめどにつくる省エネ行動計画に、照明についての品目を一つにまとめることを盛り込む。LED並みの省エネを達成するのが困難な白熱灯と蛍光灯は、事実上、製造や輸入ができなくなる見通しだ。来年度にも省エネ法の政令を改める方針。

引用:朝日新聞

 

記事自体は既に削除されていますが、この報道を受けて日本照明工業会などでは早々に異例の訂正発表を行いました。

一般社団法人日本照明工業会

蛍光灯製造に関するマスコミ報道に対するご説明

経済産業省

「蛍光灯は禁止?」の誤報

 

国が目指しているのは「トップランナー制度」であり、LED一極化ではありません

ところが、いかにも蛍光灯は無くなり、全てがLED照明へ代わるかのようなPR活動が多くの企業でされてきました。

「省エネ」「安全」という大義名分のもと、LED照明の普及は一気に加速していきました。

そして2017年、パナソニックは2019年3月末に蛍光灯照明器具の生産を終了すると発表しました。

news.panasonic.com

この報道は照明業界にとって非常に衝撃的でした。

照明業界の最大手が蛍光灯照明器具の生産を終了する!?

 ここでもまた大きな誤解が市場に広がっていきます。

パナソニックは蛍光灯照明器具の生産を終了すると発表しましたが、蛍光灯自体の生産を終了するとは言っていません。

それは既存の照明がいずれはLEDへシフトしていくにしろ、蛍光灯が無くなるとは考えていないという事、自社の生産効率を高めるため、他社に先駆けて工場の生産ラインを売れる商品向けにシフトした、と受け止めるのが妥当でしょう。

ところが、この報道で「蛍光灯は無くなる」というイメージが先行していきます。

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本当にそれで良いのか?蛍光灯は必要のない「明かり」なのだろうか

 この世の中が全てLED照明へシフトしてしまうことで、それを良しとしない現実もあります。

ニュースにもなっていましたが、政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度を目途として実質的に禁止する方針を決めました。業界最大手のパナソニックが2018年度中に蛍光灯照明器具の生産から完全に撤退することを発表した事もあり、LED照明器具への移行はさらに加速するでしょう。

エコな面が強調されているLEDですが万能ではありません。雪国でLEDを使った信号機を導入したところ、電球に比べて表面温度が低い為に雪が解けず、信号が見えなくなるというケースも頻発しました。LED化の波は止められませんが、すべてではなく、長所短所を見極め適所に配置することが大切です。

これは人事と同じですよね。当社の照明もLEDが主体となりますが、作っている人間は蛍光灯も電球もローソクもいる、そんなバラエティ豊かな人材でこれからもお届けいたします。

 引用:長谷川製作所「蛍光灯の今後」

このように蛍光灯だからこそ有効に使えていた、蛍光灯の明かりだからこそやってこれた、というLED信仰者に対する反発が各所で起き始めました。

LED照明は半導体照明(SSL)の1つになりますが、エネルギー効率が良く、熱を発しにくい、且つ長寿命で、ガラスを使っていませんので、割れても安心、という、一見夢のような次世代の名に相応しい第四世代と呼ばれる光源になります。

しかし万能ではありません。

 

LED照明のメリットとデメリット

 LED照明は半導体照明であるがゆえに、その特徴から大きなメリットがある代わりに、大きなデメリットがあります。

それは何だと思いますか?

 

大きなメリットの1つは、半導体の集まりであるために、発熱効率が良く消費するエネルギーが少なくて済む、つまり省エネだという事。

次に素子の集まりであるがゆえに、形に拘らない自由な照明を作り出せるという事です。

その反面、製造コストが高くなってしまうというデメリットが発生します。

 

しかし、この製造コストの問題を大幅に改善した技術が「青色発光ダイオード」の開発でした。

青色発光ダイオードに黄色発光体を組み合わせると、擬似的に「白色」が作り出せてしまいます。

この技術がLED照明を一気に普及させた起爆剤となったのです。

そして、現在世の中に多く流通しているLED照明が、この青色LED+黄色蛍光体という組み合わせの照明になります。

 

つまり、LED照明が普及するためには、私がこのブログでテーマにしている「ブルーライト」照明にならざるを得なかった、という事です。

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LED照明にしたらツバメが巣を作らなくなった 

 私の本職は、企業向け省エネルギーコンサルティングであり、エネルギーマネジメントシステムの開発運用になります。

先日このような相談がパートナー企業様へ舞い込んできました。

先日、搬入口の軒下に付いていた蛍光灯を、省エネ目的でLEDに切替えたところ、ツバメが巣を作らなくなった。元々邪魔な巣ではあったから、最初は良かったと喜んでいた。でも、暫くしてツバメを見なくなって、社員が少しずつ気にしだした。今まで邪魔な存在だと思っていたツバメだが、そのツバメが巣を作らなくなった事が寂しく思えるようになってきたし、何よりも、そのツバメが巣を作れない光に我々は照らされているのだろうかと考えると怖くなった。もしこれがLED照明によるものならば、何とかツバメが寄ってきてくれる光に変えられないだろうか。
 今世の中に流通しているLED照明は、その殆どが青色LED+黄色蛍光体という組み合わせのLED照明になります。
 
この“明かり”はブルーライトに特化した光源を持つという特徴があります。
今までの蛍光灯が持っていた3波長の光という温かさはありません。
ただ、白に見えているだけです。
 
当然のことながら、虫も寄り付きませんし、ツバメも寄りつきません
 

 

ブルーライトの影響は肌の老化を加速する?

 私のブログで言い続けてきた事は、ブルーライトの否定ではありません。

人工ブルーライトとの付き合い方について、人体に与える影響を正確に把握したうえで、どのようにして上手に付き合っていけば良いか、という事をテーマとし、PCメガネやサプリメント、世の中の動きや業界裏話を交えて綴っています。

 

LED照明を否定しているわけでもありません。

 

が、今の一般流通しているLED照明を構成する光源を否定しているのです。

青色LED+黄色蛍光体

これは良くない。

 

同じLED照明でもRGBで構成された、演色性の良いLED照明ならば、今までと変わりないし、今まで以上の色を作れてよりクリアに見えるので、とても良い照明だと考えています。

 

虫が寄り付かない、動物も寄り付かない、そういう照明が一般家庭に普及し、その中で私達は生活しています。

 

LED照明にしたら、虫が寄り付かなくなって良かった。

邪魔なツバメが巣を作らなくなって良かった。

 

そのように考える人ならば、私の警告は全く無意味だと思いますので、どうぞご自由に、そのブルーライト照明と共に暮らして下さい。

 

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近視の救世主「バイオレットライト」の存在

 それならば、オマケにもう1つ。

ブルーライトという光は、可視光線として最も強い力を持ち、見続けると目の網膜細胞を破壊してしまいます。

ところが今では更なる研究が進んでいて、ブルーライトと呼ばれる波長域380nm〜500nmの中でも、逆に近視を回復してくれる波長域がある事もわかってきました。

その良質な波長域のことを「バイオレットライト」と呼びます。

壊す波長と修復する波長が、この波長域には混在しているわけです。

 

バイオレットライトについては、また別記事でまとめさせて頂きますが、「何それ?」という人の為に、本当に商売上手な(笑)JINSのHPを貼っておきますから、ここで情報収集して頂いても良いですね。

ちなみにオンライン購入するにはJINSのサイトから会員登録しないと買えません。

しかも、JINSとしては・・・15,000円!という価格になります。

www.jins.com

 

紫外線との境界線にあたる波長域には、人間の体に影響を及ぼす光が集中しています。

今日の記事のまとめとして、私は少し楽しい?話をしましょう。

 

ブルーライトと暮らす私達の20年後は老化した若者と肌艶の良い老人の世界かも?

 このブログでも既に書きましたが、ブルーライトで人間の肌は日焼けをします。

mirai-design.hatenablog.com

今までは太陽の光を浴びて健康的であった体も、人工ブルーライト機器の普及と、更にブルーライト照明の急激な一般家庭への普及によって、今までの人間の日常生活からは比べ物にならない量のブルーライトを、私達は浴び続けています。

 

スマホ、パソコン、LEDテレビ、そして・・・一般家庭LED照明。

 

日焼けのおさらいですが、ブルーライトによる日焼けとはUV-Aに最も近い症状になりますので、真皮まで届く日焼けと同じになります。

UV-Aを浴び続けて、肌に蓄積するとどうなると思いますか?

これは美意識の高い女性ならば皆さん良くご存知のことですね。

 

日焼け、そして、しみ、シワ、更に進行すると皮膚がんという進行をしていきます。

 

LED照明に切り替えて、虫やツバメが近づかなくなって喜んでいる人、

あなた達は常にブルーライトを浴び続けている事を忘れてはいけません。

 

しみ、シワ、肌の老化は確実に加速していますので、10年後、20年後にどうなるのか、どうか考えてみて下さい。

 

今ここでブルーライトを正しき意識して対策をしている人と、そうでない人の差は、「肌の老化」という現象で10年後、20年後に証明されるわけです。

 

どうですか?楽しいでしょ?

それとも本当に老化速度が早まるのか、試してみる勇気はありますか?

 

ブルーライトシンドロームはまだまだ続きます。